こんにちは!柔道整復師の伊豆です!
今回はスポーツを頑張る子供に多い、オスグッド・シュラッター病について書いていきます!
余談ですが、アメリカの整形外科医オスグッド氏と、スイスの外科医シュラッター氏が、この症例を学会に報告したことから名づけらたそうです。
悩んでる子供が多い症状ですね。
オスグッド病は大腿四頭筋によって、大腿四頭筋の付着部である脛骨粗面が引っ張られ炎症やひどくなると剥離骨折が起こる症状です。
子供に多い理由が“骨が出来上がっていない”からなんです。
これは身体の構造的理由ですが、臨床経験上多いなと感じる理由が
『しっかりストレッチをしていない』
『足首が硬い子供が多い』
『アーチ(土踏まず)が少ない』
骨が出来上がるのは、男の子で17歳以上、女の子で15歳以上と言われています。
骨の端には、“骨端線”というものがあります。
子供の骨はこの骨端線が離開しています。この部分で骨が伸びていき身長が高くなるのです。
骨端線は、大人になると完全にくっつきます。身長が伸びないのはこのためです。
骨が太くなるのは、骨を覆う“骨膜”という膜が、骨をより外に作っていく事でおこるのです。
関節というのは骨の端と端がぶつかるところです。ちょうど骨端線のある弱い部分になるのです。
ここで大切なのは、
“クラブの先生やコーチなど、指導者がストレッチを徹底できているか”
ということです。ストレッチを行う「意味」を理解させることが非常に大切です。180度開脚とかはいらないですよ。そこまでの柔軟性は必要ありません。
スポーツにおいて練習と同じくらい大切なのが、身体のケアです。
そのなかでも自宅や練習後にできるストレッチは怪我を少なくするという意味で非常に重要です。
痛みがあると練習ができなくなり、結局パフォーマンスが下がります。せっかく積み上げたものが怪我をすると簡単に崩れます。
あと、動的ストレッチは良くて、静的ストレッチはダメと思われている方もご注意を!
練習前は動的ストレッチ、練習後は静的ストレッチを徹底することが重要です。
最近の子供は身体が硬い!とよく言われています。
外で遊ばなくなったから、というのがその理由でしょうか。それだけではないと思いますが・・
最近、いわゆる“ヤンキー座り”ができない子供をチラホラ見ます。後ろにコテンと倒れてしまうのです。
これは足首の“背屈”に制限があるからです。
足首の背屈制限は、全ての運動の障害となる可能性があります。
もしこれが正常に曲がらなければ、他の箇所に代償が起こるのです。
代償というのは、身体のどこかに不具合があれば違う箇所が代わりに過剰に働いて、身体が正常に動くようにする機能
元々備わっている身体のすばらしい機能です。
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