こんにちは、鍼灸師の山中です。
毎日寒い日が続いていますね。
先日は大阪でも雪が積もったところがあったようです。
山間部などは路面の凍結なども考えられますので
移動される際は気を付けて行動しましょう。
さて、先日ランニングをし終えて自宅に帰ってきた時に
高い所にあった物を取ろうとしてジャンプしたんです。
その拍子にふくらはぎがこむら返りを起こしました。
声も出せずにその場で悶絶しながら
痛くなったふくらはぎを伸ばそうとストレッチして
なんとか動けるようになりました。
ですが、そこから2~3日は動かすたびに
こむら返りのところの痛さがしばらく残っていました。
皆さんもふくらはぎがこむら返りを起こしたことがおありかと思います。
運動したときに起こる、寝てるときによく起こるなど
ツラい経験されている方も多いかもしれません。
こむら返りの「こむら」とはふくらはぎのことを指します。
そしてこむら返りは「はふくらはぎがつる」ことを表した言葉ですが
体の他の場所で起こる「つる」症状と起こっていることは同じです。
今回はつっている状態を説明しますが
イメージしやすいこむら返りにテーマを絞ってみたいと思います。
では何故こむら返りは起こるのか。
まず筋肉には伸びすぎたり縮みすぎたりするのを
防ぐ役割をするものが備わっています。
伸びすぎを防ぐ「筋紡錘(きんぼうすい)」と
縮みすぎを防ぐ「腱紡錘(けんぼうすい)」です。
この二つは普段ある程度のバランスを保っていますが
腱紡錘の働きが低下するとこの縮み具合を抑える働きが
機能せずに異常に縮んで痙攣を起こしてしまいます。
これが筋肉がつる、こむら返りが起こるメカニズムになります。
痙攣した筋肉は強い痛みを伴い、数分くらい続くことが多く
場合によっては繰り返し痙攣が起こったりします。
運動中や就寝中に起こることが多く原因としては
栄養不足、水分不足、冷え、熱中症、急激な寒暖差が挙げられます。
また、妊娠中や加齢などの状態の変化によっても起きやすくなります。
足をたくさん使ったり疲労が溜まっている状態ではないのに
頻繁に足がつる場合は食生活や生活習慣の見直しや
こまめに水分補給を行うことで症状の改善が
期待出来るかもしれませんので
思い当たる方はぜひお試しください。
また、ふくらはぎに疲労が溜まって硬くなると起きやすくなりますので
普段から疲労を取って柔らかいふくらはぎにすることも大切です。
しっかり日ごろからふくらはぎのストレッチやトレーニングしましょう。
まず、おすすめはアキレス腱を伸ばすストレッチです。
そしてしっかり足首を動かしておきましょう。
さらに普段からかかと上げの筋力トレーニングで
動きやすい足を作っていきましょう。
アキレス腱や下半身の硬さを取ってこむら返りとサヨナラしましょう。ぜひお試しあれ~
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