痛み(外傷)のメカニズム

人間の皮膚には触覚・圧覚・痛覚・温覚・冷覚の5つの感覚備わっており、それぞれを識別する感覚点が分布されています。

痛みは痛点(痛みを感じるセンサー)が感じた痛みを神経を通って脳へ伝えます。

痛点は体表に200万~400万個、1cm²あたりには50~350個あり、その他の感覚点の中で最多です。

それだけ、「痛み」を感じることが人間の体にとって大切であるということです。

 

次に、この痛点がある”皮膚”についてお話しします。

”皮膚”とは、表面から順に【表皮】【真皮】【皮下組織】の3重構造になっており、約0.5~4.0mm程の厚さがあります。

この中の【表皮】(約0.2mm)はさらに表面から[角質層][顆粒層][有棘層][基底層]と分かれ、この[基底層]呼ばれるところに痛点が多く広がっております。※下参考図

このような構造になっているため、[基底層]まで一定以上の刺激が届かないと痛みとして認識されないわけです。[基底層]までを損傷して痛みはあるが出血がないお怪我もあります。

鍼治療の痛みが出ないメカニズム

痛みを感じるメカニズムをなんとなくご理解いただけたでしょうか。

「痛み」が発生するには痛点“一定以上”の刺激を与えなければなりません。

鍼治療ではこの”一定以上”を超えない刺激で治療を行うことが最重要になります。

鍼の細さ、鍼管、技術で刺激量を調整し、痛みを抑えます。