ニキビにずっと悩んできた方へ
「ニキビって、鍼が効くんですか?」とよく聞かれます
ニキビ。
正直、心の中で
「もうええ加減にして…」
って叫びたくなること、ありませんか。
思春期の頃からずっと。
大人になってもまだ続く。
治ったと思ったら、また別の場所にできる。
鏡を見るたびに、ため息が出る。
これ、年齢も性別も関係ありません。
学生さんも、大人の方も、男性も女性も、
本当にたくさんの方が悩んでいます。

最近は特に、
マスクをする時間が長くなって、
「マスクニキビが増えました」
という声もよく聞きます。
思春期のお子さんがニキビで悩んでいて、
「どうしてあげたらいいんでしょうか」
と親御さんが一緒に悩まれているケースも少なくありません。
皮膚科に通っても、うまくいかないこと
よくあるお話です。
皮膚科に通っている。
薬も塗っている。
でも、なかなか良くならない。
そのうち、
「どうせ変わらないし…」
と通うのをやめてしまう。
でも、気になるから、
また別の病院を探してみる。
この繰り返しで、
気づいたら何年も経っていた、
という方もいらっしゃいます。
「もう体質なんでしょうか」
「一生このままなんでしょうか」
そう聞かれることもあります。
そこで、私はいつもこうお話しします。
ニキビは、鍼が効くケースがちゃんとあります。
![思春期ニキビ イラスト素材 [ 2754027 ] - フォトライブラリー photolibrary](http://leadshinkyuseikotsuin-sakai.com/wp-content/plugins/a3-lazy-load/assets/images/lazy_placeholder.gif)
そもそも、ニキビって何が起きているのか
ニキビは、見た目の問題だけではありません。
お肌の中で、ちゃんと理由があって起きています。
皮膚は、本来、
古い角質が自然に剥がれて、
新しい皮膚に生まれ変わる仕組みを持っています。
ところが、
・肌の代謝が乱れている
・洗顔がうまくできていない
・古い角質が剥がれにくくなっている
こういった状態が続くと、
角質が厚くなり、毛穴を塞いでしまいます。
毛穴が塞がっているのに、
皮脂はいつも通り分泌される。
出口は塞がれているのに、
中では皮脂が作られ続ける。
当然、毛穴の中に皮脂が溜まっていきます。
これが、
ニキビの始まりです。
ニキビは「普通の出来物」?
ニキビは、医学的には
「尋常性痤瘡」と呼ばれています。
難しそうな名前ですが、
意味としては
「よくある出来物」
というニュアンスです。
つまり、
特別な病気ではありません。
ただし、
出来る原因は人それぞれです。
ここが、ニキビを難しくしているポイントでもあります。
ニキビができる原因は一つじゃありません
大きく分けると、
内側の原因と、外側の原因があります。
内側の原因としては、
・ストレス
・ホルモンバランス
・生理
・睡眠不足
・食生活
外側の原因としては、
・花粉
・洗顔の仕方
・化粧品
・マスクによる摩擦
「全部、気をつけてます」
という方も多いです。
それでも、
なかなか良くならない。
その理由は、
体の内側の巡りや反応が追いついていない
ことが多いからです。

ニキビにも、段階があります
ニキビには、いくつかの段階があります。
まず、白ニキビ。
毛穴が塞がって、
皮脂と角質が中に溜まった状態です。
頬にできやすいタイプです。
次に、黒ニキビ。
毛穴が開いた状態で詰まり、
皮脂や汚れが酸化して黒く見えます。
鼻やおでこに多いです。
さらに進むと、赤ニキビ。
毛穴の中でアクネ菌やブドウ球菌が増え、
炎症を起こします。
赤く腫れて、痛みを感じることもあります。
そして、
炎症が続くと、化膿ニキビになります。
ここまで来ると、
皮膚の奥までダメージが及びやすく、
ニキビ跡が残りやすくなります。
正直、この段階になる前に、
何とかしてあげたい、
そう思います。
食べ物や生活習慣も、実は関係しています
「最近、急にニキビ増えてませんか?」
そう聞くと、
少し考えてから
「そういえば…」
と気づかれる方が多いです。
体にニキビが出やすい方は、
・お酒
・甘いもの
・脂っこい食事
・辛いもの
こういったものを好む傾向があります。
東洋医学では、
これらは体に熱をこもらせやすい性質があると考えます。
体の中に、
余分な熱と湿気が溜まる。
これが、ニキビを悪化させる一因になります。
「確かに、好きです…」
と思われた方は、
少し控えるだけでも変化が出やすくなります。
あぶらとり紙、使いすぎていませんか
特に女性の方に多いのですが、
汗や皮脂を気にして、
あぶらとり紙を頻繁に使っていませんか。
皮脂と汗は、
実はお肌を守る大事な存在です。
弱酸性の皮脂膜となって、
外からの刺激から守ってくれています。
それを取りすぎると、
肌は「守らなきゃ」と判断して、
さらに皮脂や汗を出します。
拭く
→ 出る
→ 拭く
→ もっと出る
このループです。
汗をかいたら、
ティッシュやハンカチで、
ポンポンと優しく押さえる程度で十分です。
ここで鍼の話をします
「ニキビに鍼って、どういうことですか?」
よく聞かれます。
鍼をすると、
体は「小さな傷を治そう」と反応します。
その結果、
・毛細血管が広がる
・血流が良くなる
・白血球や免疫細胞が働く
こうした反応が起こります。
これによって、
肌の回復力そのものが底上げされていきます。
回数を重ねるごとに、
改善のスピードが上がる方も多いです。
新しいニキビができても、
炎症が広がりにくくなっていくのが特徴です。
施術を始めてから、最初に起こりやすい変化
鍼でニキビの施術を始めると、
まず最初に聞かれるのが、こんな質問です。
「すぐ全部なくなりますか?」
正直に言います。
一回で全部なくなる、ということはほとんどありません。
でも、
変化はちゃんと出ます。
例えば、
・赤みが引くのが早くなる
・新しいニキビができにくくなる
・できても大きくなりにくい
・治るまでの期間が短くなる
こういった変化が、少しずつ出てきます。
特に多いのが、
「前よりも、炎症がひどくならなくなりました」
という声です。
これは、肌そのものの回復力が上がってきているサインです。
施術後の違和感について
ここは、必ずお伝えしていることです。
施術したその夜、
もしくは翌日に、
・少し火照る感じ
・軽い違和感
・なんとなく重たい感じ
が出ることがあります。
これを聞くと、
「え、大丈夫なんですか?」
と不安になる方もいらっしゃいます。
でもこれは、
体が修復モードに入ったサインでもあります。
鍼をしたことで、
血流や免疫の働きが活発になります。
その過程で、一時的に違和感が出ることがあります。
もちろん、
強い痛みや腫れが出ることはありませんし、
事前にどんな感覚が出やすいかは、きちんと説明します。
「知っている」のと「知らない」のとでは、
安心感がまったく違います。
通うペースについて
ニキビの施術でよく聞かれるのが、
「どれくらい通えばいいですか?」
という質問です。
これも、状態によります。
炎症が強い時期は、
最初は週1回くらいのペースがおすすめです。
少し落ち着いてきたら、
2週に1回。
さらに安定してきたら、
月1回のメンテナンス。
このように、
状態に合わせて間隔を空けていきます。
大切なのは、
「ずっと同じペースで通う」
ことではありません。
肌の状態を見ながら、
一緒に調整していくことです。
ニキビ跡についての考え方
ニキビ跡が気になって来られる方も、
とても多いです。
赤みが残っているもの。
色素沈着しているもの。
凹凸になってしまっているもの。
正直に言うと、
凹凸が深くなってしまったニキビ跡は、
時間がかかります。
ただし、
赤みや色素沈着については、
血流や代謝を上げることで、
改善が期待できるケースが多いです。
「これ、もう無理ですよね」
と聞かれることもありますが、
「触ってみて、反応を見てから一緒に考えましょう」
とお答えしています。
諦める前に、
一度ちゃんと体の反応を見てほしいと思っています。

日常生活で意識してほしいこと
施術だけで、
すべてが解決するわけではありません。
でも、
ちょっとした意識の違いで、
結果はかなり変わります。
例えば、洗顔。
ゴシゴシ洗っていませんか。
泡で押すように洗うだけで十分です。
タオルで拭くときも、
擦らず、押さえるだけ。
食事も、
「絶対ダメ」なものはありません。
ただ、
甘いものや脂っこいものが続いているな、
と感じたら、
少し控えてみる。
それだけでも、
肌は反応します。
思春期ニキビについて
思春期のお子さんの場合、
「触らないで」
「潰さないで」
と言っても、なかなか難しいですよね。
本人も気になりますし、
鏡を見るたびにストレスになります。
思春期ニキビは、
ホルモンの影響が大きいです。
だからこそ、
外から抑えるだけでなく、
体の中のバランスを整えることが大切です。
「早めにケアしておけばよかった」
と後悔される親御さんも多いので、
悪化する前にご相談ください。
大人ニキビが長引く理由
大人ニキビの場合、
ストレスや睡眠不足が大きく関係します。
「ちゃんと寝てるつもりなんですけど」
と言われる方も多いですが、
睡眠の質が落ちているケースは少なくありません。
夜中に何度も目が覚める。
寝ても疲れが取れない。
こういった状態が続くと、
肌の修復が追いつかなくなります。
鍼の施術を続けていると、
「最近、眠りが深くなりました」
と言われることがあります。
これも、
体全体が整ってきているサインです。
私が一番大切にしていること
ニキビの施術で、
私が一番大切にしているのは、
「一緒に考えること」です。
一方的に、
「これをしてください」
「これはダメです」
とは言いません。
今の生活の中で、
無理なくできること。
続けられること。
そこを一緒に探します。
完璧を目指さなくていいです。
少しずつで大丈夫です。

最後に
ニキビは、
見た目の問題以上に、
気持ちを沈ませる症状です。
「人に見られたくない」
「鏡を見るのがつらい」
そんな気持ちを抱えながら、
毎日を過ごしている方も多いと思います。
でも、
ニキビは「どうしようもないもの」ではありません。
体の反応を引き出し、
生活を少し見直し、
回復力を高めていく。
その積み重ねで、
変化はちゃんと出てきます。
一人で悩まず、
一度お話を聞かせてください。
一緒に、
肌が前を向ける状態を目指していきましょう。

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