ケーラー病とは

ケーラー病とは足の土踏まずのあたりにある舟状骨」と呼ばれる骨に

障害が起きて痛みや腫れなどが起こる病気です。

骨の成長期にあたる3~7歳くらいの男の子に多い症状です。

 

ここではケーラー病と呼ばれる症状の中でも

第一ケーラー病について記述しています。

第二ケーラー病と呼ばれる「フライバーグ病」については

別の項目に記述していますのでそちらをご覧ください。

 

ケーラー病の原因

ケーラー病は足の舟状骨という骨への血流が悪くなって

骨の成長を阻害する障害が起こります

成長期である3~7歳くらいの男の子に多いとされます。

 

本来骨は骨の端の方にある軟骨が成長するにつれて大きくなり、硬くなります。

軟骨は骨と比べて強度が弱く負荷や外傷、圧迫などによって影響を受けやすい部分です。

問題となる舟状骨は足の土踏まずに出来る

アーチと呼ばれる盛り上がりの最も高い部分になるため

このあたりに負荷がかかる時は最も影響の受けやすい部分となります。

 

ケーラー病は原因が完全には明らかとなっていません

このように負荷がかかったり外傷などを受けた際に

修復過程で不具合が生じたり血流が妨げられたりすると

もともと他の骨に比べて成長が遅い舟状骨が

うまく成長することが出来ずに発症するのではないかと考えられます。

 

 

ケーラー病の症状

ケーラー病になると舟状骨のある土踏まずのあたりに痛みや腫れが発生します。

体重をかけたり歩いたりすることで土踏まずのアーチ部分に荷重がかかると

症状が増悪してしまうこともあり、症状が進むと痛みによって

足を引きずるような歩行障害にいたることもあります。

 

稀に両側に起こることもありますが多くは片側に起こります。

その多くは成長期にあたる3~7歳の男の子であり

骨の成長につれて発症するため症状はゆっくりと進行することが多いです。

症状が見つかるきっかけは本人が痛がったり、歩き方が周りと異なることで見つかる事が多く

診断にはレントゲン検査によって左右の足を比べて進行具合を評価することになります。

 

ケーラー病は基本的には自然に治るのを待つことになります。

通常は後遺症もなく良くなることがほとんどです。

完治するには適切な処置をしたうえで

1、2年ほどかかると言われていますがそれ以上かかることは稀です。

症状の程度が軽い場合は運動制限や安静にしてもらい

足に負担がかからないようにして経過観察となりますが

症状が進んでいる場合は舟状骨にかかる負荷を減らすために

靴にインソールを入れたりギプスを装着することもあります。

 

成長期の男の子の土踏まずのあたりに痛みが長く続いて治らない場合は

念のため一度整形外科を受診してみてください。