なぜ痛みが戻るのか?
湿布を貼ったり、マッサージに行ったりされてもまた痛くなりませんか?いろいろネットなどを使って調べられているのにまた痛みが戻ってします・・
あなたの痛みや脚の痺れがなぜ治らないのか?それは、痛む個所ばかりを揉んでいるからです。本当の原因個所を施術しないと痛みは戻ります。ほとんどの場合痛むところに原因はありません。
腰が痛い、脚が痺れる、これらは全て痛みや痺れが出ている個所に負荷がかかった結果として出るものです。
身体は多角的に調べないと負荷の原因は特定できません。骨盤矯正ボキボキで一発で治る!みたいなことはありません。
急性症状の打撲・捻挫、以外の痛みが出るのは“そこに負担がかかるから”です。ぎっくり腰も同じです。きっかけはあれど、負荷が蓄積された結果です。その“負荷”を取り除かなければ痛みは消えません。
当院では腰痛であっても、腰の筋肉を揉んで終わり・・このような施術は致しません。骨盤、筋肉・筋膜・足部等多角的に診断し、何が原因で腰痛になるか?を徹底的に検査致します。
その上で当院独自のファシア(筋膜)リリース・鍼灸・超音波・最新の電気治療や必要であれば医療用インソールを組み合わせて多角的な施術を行います。
筋膜からくる痛み
筋膜はすごく大切なので、少し長くなりますが説明致します。
体の中には、筋肉・骨・内臓など、いろいろな組織があります。これらはバラバラに入っているわけではありません。実は体の中は、とても薄い膜のネットワークで全部つながっています。この膜のネットワークを ファシア と呼びます。
筋膜=ファシアですが、この膜の密度が濃くなり筋肉を覆うものが筋膜、筋膜同士をつなげるものがファシアなのです。
イメージしやすい例として、みかんを思い浮かべてください。
みかんの実が筋肉とします。身の一粒一粒が袋に入っていますよね?その集合体が診ミカンの実であり、それがまた皮に包まれています。これも筋膜です。その皮に白い繊維がついています。これがファシアです。
この白い繊維は
・実と実をつないでいる
・みかん全体をまとめている
という働きをしています。
体の中のファシアも同じで、筋肉、骨、内臓などをやさしく包みながら、全身をつないでいます。
ファシアは体の膜ネットワーク全体で、筋膜はその中で筋肉を包む部分です。
筋肉だけではありません。内臓も同じように膜で包まれています。例えば腎臓という臓器は
腎臓
↓
腎筋膜という膜
↓
その周りの結合組織
という形で包まれています。
そしてこの膜も、体の中のファシアネットワークにつながっています。つまり体の中では、筋肉、骨、内臓、がそれぞれ独立しているのではなく、膜のネットワークでゆるやかにつながっているのです。
お腹の中は、ただ臓器が詰まっているわけではありません。腹膜(ふくまく)という膜によって、ある程度区画に分かれています。
この区画は、家の部屋のようなものです。例えば家でもキッチン、リビング、寝室のように役割ごとに部屋が分かれていると便利ですよね。
体の中でも同じように、臓器の役割によって場所が分かれています。
なぜ区画に分かれているのか?
お腹の中が区画に分かれているのには理由があります。まず1つ目は、臓器が動きやすくするためです。胃や腸は、食べ物を消化するために常に動いています。
腹膜という滑らかな膜に包まれていることで、臓器同士がぶつからず、スムーズに動くことができます。
2つ目は、大事な臓器を守るためです。腎臓や大きな血管などは体にとってとても重要です。これらは腸のように大きく動く必要がないため、体の奥の安定した場所に配置されています。
3つ目は、トラブルが広がりにくくするためです。もし体の中で炎症や感染が起こったとき、すべてが一つの空間だと問題が広がりやすくなります。
区画があることで、影響が広がりにくくなる仕組みになっています。
これは船の中の防水区画のようなものです。船は一つの部屋に水が入っても、全部が沈まないように区切られています。
体も同じように、安全のために区画が作られています。
体は骨と筋肉だけでできているわけではありません。
骨(体のフレーム)
筋肉(体を動かす)
膜のネットワーク(体をつなぐ)
この3つが協力して体を支えています。この膜のネットワークの重要な部分がファシアや筋膜なのです。
筋膜の間には必ず血管と神経が走行します。
筋膜内で、例えば静脈が鬱血するとします。そうすると、
これが痛みの原因となります。全身でこういうことが起こり痛みになります。
巷で話題の筋膜リリース、ローラーで太腿ゴリゴリしたら筋膜もっすっきり!とはならないのがここまでお読みいただけたら、ご理解いただけると思います。
お腹の中のファシアも施術しなければ多角的に診ることはできません。

出典:アナトミートレイン アナトミー・トレイン日本公式サイト
筋内膜や筋外膜など聞きなれない言葉もあります。カニカマのように細かい細胞が集まって筋肉になり、それらが一つずつ筋膜で覆われている、そういうイメージです。筋膜の成分はコラーゲンです。
体の部位によって筋膜の厚みや密度が違います。下記図のようにファシアは蜘蛛の巣のような結合繊維になっています。こんなものが筋肉や内臓にたくさんあるって不思議な感じがしますよね?
でもこの細い束が硬くなったり、引っ張られたりして痛みや痺れになるのです。

Screenshot
筋膜からくる痛み
ファシアは図のように全身を覆っています。例えば、お腹の筋肉(筋膜)が硬くなり収縮するとします。
すると図のようにファシアがお腹側に引かれ結果として腰痛が出ます。先ほどの蜘蛛の巣のような束に持続的にずっと引っ張られるのです。
そうすると原因は腹部です。腰に湿布を貼ったりマッサージしてもその場は楽になりますがすぐに痛みは戻ります。お腹のファシアの硬さが残り、引っ張られ続けるからです。
神経も血管も筋膜の中を通ります。臀部や脚部に痛み・痺れはファシアの歪みが大きくかかわるのです。
出典:Mayo Clinic 筋膜痛症候群 – 症状と原因 – メイヨークリニック
骨盤や姿勢も大切です
筋膜だけではありません。腰痛になるのは姿勢や足元も大切です。骨盤や姿勢が悪くなると筋肉・筋膜が緊張します。
よく骨盤は家に例えると土台だから、それだけ治せば全て治ります!という誤解を招くようなブログやSNSが散見されますがそんな単純なものではありません。もうここまでお読みになっていただいた方はお判りいただけていると思います。
骨盤は確かに上半身の土台にはなっています。しかし土台を支える足部、柱、梁、どれも大切なんです。どこかに異常があれば違う過少に負荷がかかっていき、それが痛みになるのです。
もちろん骨盤は大切です。その骨盤もなぜ歪みが出るのか?そこまで考えなければまた痛みは戻ります。
下図のように神経にまで影響を及ぼします。

まずは骨盤です。当院では、背骨をダイレクトに支える仙骨を特に重要視しています。
骨盤矯正も行いますが、ボキボキしたり痛みのあるような矯正は一切行いません。非常にソフトな施術です。それでも十分効果を出すことが可能です。
ボキボキはリスクが高いので厚生労働省も注意喚起しています。
骨盤を正すことで、肩や首の痛みも軽減される方も多くいらっしゃいます。
また、骨盤矯正で別途料金は発生いたしません。施術の一環として行います。骨盤矯正についてさらに詳しくはこちら

足部も重要です
筋膜・骨盤だけではありません。足部も重要です。特に足部をしっかり診てくれる病院や整骨院は非常に少ないです。
足部に異常があることで、膝→股関節→腰と負荷がかかります。
日本人は足部回内(偏平足気味)が非常に多く、これが原因で多くの方が腰痛や坐骨神経痛になっています。
矯正用インソールについてさらに詳しくはこちら


