しゃがんで物が拾えない膝の痛み・・腰まで痛くなり・・悲痛な悩みをしっかり改善!!

膝をかばって歩くうちに、腰まで痛くなっていました

こんにちは、山田です!

今回ご紹介するのは、膝の痛みで歩くのがつらく、腰にも痛みが出ていた80代の男性です。

最初にお話を聞いたときは、「膝が痛いから、最近はほんまに歩かんようになった」と話されていました。

膝が痛いと、一歩踏み出すのも嫌になっちゃいますよね。

立ち上がるときも膝に体重をかけるのが怖くて、身体を大きく前へ倒してから、腕の力も使って立っておられました。

歩く姿を確認すると、やはり腰をかなり曲げた前傾姿勢です。

「腰も痛いんやけど、膝を曲げるほうがもっと嫌なんですわ」

そうおっしゃっていました。

床や低い場所にある物を取るときも、膝を曲げると痛いため、膝ではなく腰を大きく曲げて取っていたそうです。

それを毎日繰り返していたら、そら腰もしんどくなりますよね。

ご本人も、「膝をかばって変な動きばっかりしてたから、腰まで痛くなったんやと思う」と話されていました。

膝が痛いから、歩き方や立ち方が変わる。

動き方が変わると、今度は腰や股関節など、別の場所が代わりに頑張らなければいけません。

身体って、痛い場所だけで動いているわけではないんです。

立つ、歩く、しゃがむ、物を取る。こうした何気ない動作も、膝や股関節、腰、腹部の筋肉が協力して行っています。

膝関節の痛みや腫れ、こわばりが強くなると、歩行や階段の上り下りなど、日常生活の動作が難しくなることがあります。

出典:Cleveland Clinic「Knee Osteoarthritis」


腰を伸ばそうとすると、お腹まで痛くなるのはなぜ?

立ち方や歩き方を確認したあと、「一度、無理のない範囲で腰を伸ばしてみましょうか」とお声をかけました。

すると、身体を起こそうとしたところで、「あかん、お腹まで痛いわ」と言われたんです。

膝と腰だけではなく、お腹にもつらさが出ていました。

そこで腹部の状態を確認すると、筋肉がめっちゃ緊張していました。

普段から身体を前へ曲げた姿勢が続いているため、お腹側の筋肉も縮こまったような状態になっていたと考えました。

前かがみの姿勢が長く続くと、その姿勢が身体にとっての「いつもの形」になってしまいます。

そこから急に身体を起こそうとしても、固まった筋肉はすぐには伸びてくれません。

私もキャンプで低い椅子に長いこと座ったあと、立ち上がった瞬間に「うわ、腰伸びへんやん」となることがあります。

ほんの数時間でもそうなるのに、毎日ずっと前かがみで過ごしていたら、そら身体も大変です。

膝が痛い。

だから、膝を曲げないように腰を曲げる。

その姿勢が続き、腰やお腹まで緊張する。

こうして見ると、最初に痛みが出ている膝だけでなく、普段どんな姿勢で過ごし、どんな動きをしているのかを見ることが大切だと分かります。

筋肉や関節に関係する症状は、痛みだけでなく、身体の動かしにくさや日常生活の制限につながることがあります。

また、膝の関節炎では、痛みや動きにくさを減らし、柔軟性や生活の質を保つことを目的とした治療が行われます。

出典:Johns Hopkins Medicine「Knee Arthritis」


まずは膝の状態を確認し、痛みを軽くする施術から始めました

まずは姿勢や歩き方だけでなく、膝そのものの状態も確認しました。

膝には強い熱感や、見た目で分かる大きな変形はありませんでした。

ただし、膝の周囲には少し腫れがあり、曲げ伸ばしをすると痛みが出ていました。

立ち上がるときも、痛いほうの脚へ力を入れるのを怖がっておられます。

膝が痛いため、しばらくの間ほとんど歩いておらず、脚の筋力もかなり低下していました。

ここでいきなり、「筋力が落ちているから、今日からどんどん運動しましょう!」とは言えません。

痛い状態で無理に運動すると、「やっぱり動いたら余計に痛いやん」となっちゃいますよね。

それでは、運動そのものが怖くなってしまいます。

まずは膝の痛みを少しでも軽くし、立つことや歩くことへの不安を減らす必要があると考えました。

そこで、膝周囲への手技、鍼灸施術、超音波治療を組み合わせながら、その日の痛みや腫れの状態を確認していきました。

刺激は強ければ強いほど良い、というものではありません。

80代の方ですので、体力や皮膚の状態、施術中の表情、施術後の反応まで見ながら、無理のない強さで進めました。

施術を続けていくと、少しずつ「前より全然ましになってきた」と言われるようになりました。

そしてある日、ご本人から「痛みも前よりましやし、そろそろ運動もしてみたい」と言ってくださったんです。

これは、めっちゃ大きな変化でした。

最初は歩くこと自体を避けていた方が、ご自身から「運動したい」と話してくださったんです。

痛みが完全になくなっていなくても、「少し動いてみようかな」と思えることは、身体を立て直していくうえで大事な一歩です。

膝の変形性関節症では、運動によって膝周囲の筋肉を強くし、関節の動きや機能を保つことが治療の一つとされています。ただし、運動は痛みや体力に合わせて調整する必要があります。

「今日は調子ええから、いっぱいやっとこ!」となる気持ちは分かるんです。

でも、一回だけめっちゃ頑張るより、身体に合った量を無理なく続けるほうが大切です。

出典:Massachusetts General Hospital「Osteoarthritis

痛みが少し落ち着いたところで、ゴムバンド運動を始めました

膝の痛みが最初より軽くなってきた頃、ご本人から「今やったら、ちょっと運動もできそうやな」と言っていただきました。

最初は、歩くこと自体を避けていた方です。

そこから自分で「動いてみたい」と思ってくださったことが、私はめっちゃうれしかったです。

ただし、痛みが完全になくなったわけではありません。

ここで急に運動量を増やすと、せっかく落ち着いてきた膝に、また強い負担がかかる可能性があります。

「痛みもましになったし、今日はいっぱいやっとこ!」となっちゃうじゃないですか。

その気持ちは、ほんまによく分かります。

でも運動は、一日だけ頑張りすぎるよりも、無理のない量をコツコツ続けるほうが大切です。

そこで今回は、椅子に座ったままできるゴムバンド運動をお伝えしました。

立った状態で行う運動は、バランスを崩したり、膝に体重がかかりすぎたりすることがあります。

まずは安全に続けてもらえるよう、座った状態で脚の筋肉へ少しずつ力を入れる方法から始めました。

勢いをつけて脚を動かすのではなく、ゆっくり伸ばして、ゆっくり戻す。

痛みを我慢しながら回数を増やすのではなく、「もう少しできそうやな」くらいで終えてもらいます。

すると、ご本人が「これやったら家でもできそうや」と言って、ご自身でゴムバンドを購入されました。

訪問施術のない日も、自分で運動を続けてくださっています。

こういうの、すごいですよね。

こちらが毎回そばにいなくても、ご本人が自分の身体のために続けてくださっているんです。

膝の関節症では、身体の状態に合った運動によって、膝周囲の筋力や関節の動きを保ち、痛みやこわばりを軽くすることが期待されています。

一方で、膝の状態によって適した運動量は違うため、痛みを悪化させない範囲で行うことが大切です。

出典:Mayo Clinic「Exercise helps ease arthritis pain and stiffness」


「前より踏ん張れるわ」毎日の積み重ねが身体の変化につながりました

施術と運動を続けていくうちに、少しずつ立ち上がり方が変わってきました。

以前は、立つ前から身体を大きく前へ倒し、腕の力をかなり使いながら、なんとか立ち上がっていました。

脚に力を入れること自体が怖かったんです。

今も、膝の痛みが完全になくなったわけではありません。

それでも、ご本人から「前より脚で踏ん張れるようになったわ」と言っていただけるようになりました。

歩くときも、以前ほど極端に身体を前へ倒さなくなり、「前より歩きやすい」と話されています。

こういう変化って、数字だけでは分かりにくいんですよね。

家の中を少し歩きやすくなった。

立ち上がるときの怖さが減った。

脚で床を押せる感じが出てきた。

日常生活では、こうした一つひとつの変化がめっちゃ大事です。

運動を始めたからといって、すぐに筋肉が元通りになるわけではありません。

それでも、少しずつ続けることで、「動けるかもしれない」という自信につながることがあります。

訪問したときには、「昨日もちゃんとやりましたで」と毎回報告してくださいます。

私はそのたびに、「えらいです!でも、やりすぎてませんか?」と確認しています。

真面目な方ほど、教えられた運動を頑張りすぎるんです。

運動した日の夜や翌日に痛みが強くなる場合は、回数や強さが合っていない可能性があります。

痛みを我慢して続けるのではなく、その日の膝の状態に合わせて量を調整することが必要です。

膝関節症に対する運動は、筋力や動きを保つための重要な方法ですが、適切な運動量は人によって違います。

専門家と相談しながら、自分の膝に合った内容を続けることが勧められています。

出典:Hospital for Special Surgery「Knee Arthritis」


膝だけでなく、腰やお腹の緊張まで一緒に確認しています

膝の痛みが少しずつ軽くなってきたため、現在は膝への施術を続けながら、腹部の筋肉の緊張にも対応しています。

最初に確認したときは、身体を起こそうとすると、お腹にも痛みが出ていました。

膝をかばって前かがみの姿勢が続き、腹部の筋肉も縮こまったように緊張していたんです。

そこで現在は、お腹の状態を確認しながら超音波治療も行っています。

膝が痛いから、膝だけ。

腰が痛いから、腰だけ。

そうやって痛い場所だけを別々に見ていると、身体全体の動きを見落としてしまうことがあります。

今回の方は、膝の痛みをかばって前かがみになり、その姿勢で歩いたり、立ち上がったり、物を取ったりしていました。

その結果、腰やお腹にも負担が広がっていたと考えています。

身体って、ほんまにつながってるんですよ。

痛い場所だけを見るのではなく、どうやって立っているのか、どんな姿勢で歩いているのか、普段どんな動作を繰り返しているのか。

そこまで確認することで、痛みのきっかけになっている動きが見えてくることがあります。

運動もめっちゃ大切です。

ただし、やり方を間違えると、膝の痛みが強くなったり、腰や股関節など別の場所に負担が出たりすることがあります。

動画で見た運動を、そのまま真似すれば大丈夫とは限りません。

身体の状態も、筋力も、痛みの程度も、人によって全然違うからです。

「運動したほうがいいのは分かるけど、何をしたらええか分からへん」

「動くと痛いから、運動するのが怖い」

そう感じている方は、自己流で無理に始めなくても大丈夫です。

今の痛みや筋力、普段の動作を確認しながら、できる方法を一緒に考えていきましょう。

膝の運動は、無理に強い負荷をかけるのではなく、痛みを悪化させない範囲で徐々に進めることが大切です。

低い負担の運動や筋力運動を、状態に合わせて続けることが勧められています。:contentReference[oaicite:2]{index=2}

一回だけめっちゃ頑張るよりも、身体に合った方法を少しずつ続ける。

そのほうが、結果的に長く続けやすいんです。

膝の痛みや歩きにくさ、運動の方法で悩んでいる方は、「こんなこと聞いてもええんかな」と遠慮せず、どんなことでも相談してくださいね。

出典:Cleveland Clinic「Best Exercises for Osteoarthritis of the Knee」

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