「膝の痛みを乗り越え、再びコートへ──高橋さんの挑戦」
こんにちは!柔道整復師の伊豆です。
今日は、私が担当させていただいた“テニスに人生を捧げた”ある患者様のエピソードを紹介したいと思います。
同じように「膝の痛み」で悩んでいる方にとって、きっと希望になると思います。
■テニスに全てを捧げる男、高橋さん
高橋さんはとにかくテニス一筋。
朝から晩までラケットを握り、週末は試合、平日は練習。
「テニスをしていない時間が落ち着かない」と言うほどの情熱の持ち主です。
しかし、そんな高橋さんを長年苦しめていたのが「膝の痛み」でした。
過去に交通事故で後十字靭帯を断裂し、手術を受けずにそのまま放置した状態で何年もプレーを続けておられたのです。

試合後や練習後は階段を登るのもやっと。
特に夜になると痛みが強く、歩くのもつらい…。
それでもテニスをやめる気はまったくなし。
「痛くてもコートに立っていたい」──それが高橋さんの本音でした。
■真面目なリハビリでも改善しない現実
痛みをどうにかしたい一心で、リハビリにも真面目に通われていました。
内容は、体幹トレーニングと臀部の筋肉強化。
理論的には正しいです。
しかし、数ヶ月たっても痛みは変わらず…。
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「頑張っても良くならない…」
そんな焦りと不安を抱えながら、
それでも毎日ラケットを振り続ける高橋さん。
やがて、練習中に**膝がロッキング(固まって動かなくなる)**するようになりました。
「ガクッ」と力が抜けて、数秒間まったく膝が動かない。
この瞬間が怖くてたまらなかったそうです。
■“痛みに慣れてしまう”という落とし穴
スポーツを長くしている方に多いのが、「痛みに慣れてしまう」こと。
最初は小さな違和感だったのに、
「これくらいなら大丈夫」と我慢し続けているうちに、
身体がそれを“普通”と勘違いしてしまうんです。
高橋さんもまさにこのタイプでした。
テニスの楽しさが痛みを上回っていたため、
膝の悲鳴を無視して練習を続けてしまっていたのです。
■そして運命の来院
ある日、あまりに痛みが強くなった高橋さんは、
「もう限界かもしれない」と当院へ来られました。
初診時、膝周囲の筋肉はガチガチに硬直。
関節可動域はかなり制限され、
歩くたびに微妙な“ズレ感”があるような状態。
典型的な後十字靭帯損傷後の不安定性が残っていました。
施術では、まず膝周囲の緊張を緩めることからスタート。
鍼と手技療法で筋膜を整えると、
「うわっ、動く!軽い!」と、その場で変化を実感されました。
…とはいえ、靭帯が断裂している以上、
完全に“元どおり”になるわけではありません。
施術直後の軽さも、また練習をすれば元に戻ってしまう。
そこで私たちは次のステップとして「足元の環境」を見直す提案をしました。
■原因は膝ではなく“足”にあった?
実は、膝の痛みの大半は「膝そのもの」ではなく、
**足の構造の崩れ(過回内など)**によって引き起こされています。
高橋さんの足を評価してみると、
アーチが低下し、土踏まずがほぼ潰れたような状態。
その結果、足が内側に倒れ込み、
膝がねじれるようにストレスを受けていました。
つまり、
足元のバランスが崩れているために、
膝に余計な負担がかかっていたわけです。
■フォームソティックス・メディカルとの出会い
そこで提案したのが、医療用インソール「フォームソテ
これは海外の足病医が使っている医療認定のインソールで、
足の過剰回内を抑え、膝や腰への負担を減らす効果があります。

正直、高橋さんは最初、半信半疑。
過去にスポーツ店で勧められたメジャーインソール(スーパーフィー〇)を試して
「硬すぎて痛かった」と苦い経験をしていたからです。

でも、「今の痛みをどうにかしたい」という想いで、
試しに導入していただくことになりました。
インソールの効果についてはこちら
■意外な変化:「筋肉痛になった!」
1週間後、再来院された高橋さんの第一声が
「先生、全身筋肉痛です(笑)」でした。
これは、良いサインです。
今までサボっていた筋肉が、
正しい足の使い方を取り戻して動き出した証拠。
つまり、インソールによって体のバランスが整い、
本来の動作ができるようになった結果です。
私はすかさずこう伝えました。
「その筋肉痛は“回復のサイン”です!
どんどん動いてください!」
膝の痛みゼロ、その先のコートへ──正しい足が導いた奇跡」
フォームソティックス・メディカルを導入してからの高橋さんの変化は、
想像以上に早いものでした。
最初の数日間は、今まで使っていなかった筋肉が動き出したことで
「ふくらはぎや太ももがやけに張る」とのこと。
しかしこれは、まさに“正しい動き”を取り戻す過程です。
それまで膝に頼りすぎていた負担を、
足裏やお尻の筋肉が分散して受け止めるようになった証拠でした。
■「痛みがない…!」衝撃の変化
導入から2週間ほど経ったころ、
高橋さんは笑顔で来院されました。
「先生、練習後にあれほど痛かった膝が…痛くないんです!」
これまで、練習後は必ず階段を登るのもつらく、
湿布を貼って翌日に備えるのが日課でした。
しかしこの日は、「階段もスイスイ、しかも翌朝の重だるさもゼロ!」と感動の報告。
さらに驚いたことに、インソールを入れてから
「テニスでの動きが速くなった」と実感されていました。
「ダッシュが速くなって、今まで届かなかったボールが取れるようになったんです!」
体の使い方が根本から変わると、
パフォーマンスまで向上する。
それをまさに体現してくださった瞬間でした。
■痛みを生まない“正しいフォーム”を取り戻す
多くの方は「痛いところ=原因」と思いがちですが、
実際はそうではありません。
たとえば、膝に痛みが出ていても、
原因は足首のねじれや骨盤の歪みなど、
別の部位にあるケースが非常に多いのです。
高橋さんの場合、膝の靭帯が切れている状態にもかかわらず、
痛みが軽減した理由はまさに“足元の修正”にありました。
足のアーチが正しく保たれると、
膝の角度・骨盤の位置・体幹の安定までが一気に整います。
つまり、膝に頼らない身体の使い方ができるようになるのです。
これが、フォームソティックス・メディカルの最大の強み。
単にクッション性や履き心地の良さではなく、
人間の動作そのものを再教育してくれる「医療用の足の矯正具」なんです。
■「もっと早く知りたかった」──高橋さんの本音
数週間後の再診で、高橋さんはしみじみと言いました。
「正直、最初は半信半疑でした。でも…もっと早く出会っていればよかった。」

この言葉には、長年痛みに悩みながらも
それでも好きなことを続けたいという想いが込められていました。
そしてこうも続けてくれました。
「今は試合中に痛みを気にせず思いっきり動けます。
あの頃は、どこかで“また痛くなるかも”とブレーキをかけていたんです。
今は純粋にテニスが楽しいです!」
施術者として、これ以上うれしい言葉はありません。
■“治す”よりも“再発させない”という考え方
整骨院や病院では「痛みを取る」ことがゴールになりがちです。
でも本当に大切なのは、“痛みを繰り返さない身体”をつくること。
たとえ今の症状が良くなっても、
足の使い方が悪いままでは、
時間の経過とともに必ず再発します。
それを防ぐために必要なのが、
正しいフォームと足部環境の両立。
つまり、手技+足元の改善がそろってこそ、
根本的な回復が実現するのです。
■スポーツ愛好家こそ「足の評価」を
高橋さんのように、
スポーツをしている方ほど足の重要性を軽視してしまう傾向があります。
「筋トレしてるし」「ストレッチもしてるから大丈夫」
そう思っている方、要注意です。
足は、地面と接する“唯一のパーツ”。
この小さな土台が崩れれば、
上に乗る全ての関節──膝・股関節・骨盤・背骨までが連鎖的に歪んでしまいます。
当院では、海外の足病医と同じ「足部評価システム」を導入し、
患者様一人ひとりの足のタイプに合わせてインソールをカスタマイズ。
だからこそ、スポーツ選手はもちろん、
「通勤で歩くと痛い」という一般の方にも効果が出やすいのです。
■伊豆からのメッセージ
今回の高橋さんのケースは、
「痛みがあっても可能性はある」ことを証明してくれました。
断裂した靭帯が再生したわけではありません。
それでも、身体の使い方を変えるだけで
ここまでパフォーマンスが向上する。
それは“足”という基礎を整える力の大きさです。
もし、あなたが今、
・運動後に膝が痛い
・階段の上り下りがつらい
・正座ができない
そんな悩みを抱えているなら、
「もう仕方ない」とあきらめる前に、
一度“足元”を見直してみてください。
身体は、正しい環境を与えてあげると必ず応えてくれます。
私たちはそのサポートを全力でさせていただきます。
■最後に
テニスに人生を捧げた高橋さんは、
今も元気にコートを駆け回っています。
膝を押さえてうずくまる姿はもうありません。
そして試合後、笑顔でこう言ってくれました。
「このインソール、もう一生手放せません!」
痛みを乗り越えた人の笑顔ほど、美しいものはありません。
あなたも、もう一度“動ける喜び”を取り戻しませんか?
リード鍼灸整骨院では、
フォームソティックス・メディカルの体験・評価を随時行っています。
ぜひ、お気軽にご相談ください。


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