痛みや症状が治りやすい人の共通する特徴とは?

「治る人」と「治らない人」の違いとは?

こんにちは!

整骨院で日々患者さんを診ていると、

同じような痛み、同じようなケガ、同じような症状でも――

スッと治っていく人と、なかなか治らない人が、はっきり分かれるんです。

これ、体質とか年齢とか、そういう問題だけじゃないんです。

もちろん生活習慣や職業、ストレスなども関係します。

でも、それらとまったく関係なく「治りやすい人」には、ある共通点があります。

それはズバリ……

素直な人。

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これだけです。ほんとに。

これがすべてと言ってもいいくらいなんです。


👂「言われたことをそのままやる人」は、治りが早い!

私たち施術者は、患者さんの症状をみながら

「この方が一番早く良くなる道」を常に探しています。

だから施術だけでなく、**“家での過ごし方”**まで細かくお伝えします。

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たとえば、こう言います。

「今から帰ったら、氷嚢で朝まで患部を冷やしておいてくださいね。」

ポイントは「カチカチに凍った氷嚢で」「しっかり朝まで」です。

もし氷嚢がなければ、氷を20個くらいビニール袋に入れてタオルで包む。

それで患部を冷やしておけば、炎症が落ち着き、治癒が早まる――。

この通りやってくださる方は、ほんとうに治りが早いです。

次に来られた時には「もう痛くないです!」なんて笑顔を見せてくれます。


😅でも、治りにくい人はこう言うんです。

「冷やしましたよ〜。ケーキについてた保冷剤で!」

「30分くらい冷やしましたけど、もう冷えすぎると悪いかなと思って…」

うーん……残念!

それではまったく効果が出ません。

それで次に来られたときに「全然治らへん」と言われても、

正直こちらとしては何も手の打ちようがありません。

なぜなら、やるべきことをやっていないから。


🩺プロが出す指示には、ちゃんと「根拠」がある!

もちろん、私たちが言うことにもすべて理由があります。

何となく「冷やしといて」なんて言っているわけではありません。

医学的な根拠に基づいて、最短で治す方法を提案しているんです。

たとえば「氷嚢でしっかり冷やす」にはちゃんとした目的があります。

それは“炎症を鎮める”ため。

このタイミングを逃すと、熱が内部にこもって治りが長引くんです。

つまり、最初の24時間をどう過ごすかで治り方が決まると言っても過言ではありません。

治りやすい人は、こういう細かい指示を素直に聞いてくれます。

治りにくい人は、「冷やしすぎたらどうしよう」とか「こっちのやり方のほうがいいんじゃないか」と、

自己流にアレンジしてしまう。

――これが大きな分かれ道です。


💡「自分流」はほとんどの場合、遠回り。

たとえば、家での過ごし方もそうです。

「湯船につからないでくださいね」と伝えると、

「でも冷えたらいけないと思って」と言って、

しっかりお風呂に入っちゃう方がいます。

「安静にしてくださいね」と伝えても、

「もうちょっと動かしてみたほうがいい気がして」と動いてしまう。

「サポーターつけてくださいね」と言っても、

「締め付けが苦手で」と外してしまう。

結果、治りがどんどん遅くなってしまうんです。


🏥「最短で治す」ための前提条件

治療というのは、私と患者さんの二人三脚です。

施術の時間はせいぜい週に数回、1回あたり15〜20分程度。

でも、1週間は168時間あります。

つまり――

患者さんが自宅でどう過ごすかが、治るスピードを大きく左右します。

だから私は、誰でもできる最低限のことしか言いません。

「これくらいなら続けられる」というラインをしっかり見極めています。

たとえば、

「毎日ストレッチを30分してください」なんて言いません。

それ、99%の人ができませんから(笑)

私がお願いするのは、「やれば確実に効果が出る」「でも続けやすい」こと。

それだけを厳選してお伝えしています。

だからこそ、それを“やるか・やらないか”で結果が全く変わってくるんです。


🧓実際にあった話(オーバーユースの典型例)

ある年配の男性患者さん。

脊柱管狭窄症があり、腰が少し曲がっていて、歩くのもやっと。

でも、とにかくスポーツが大好き。

毎日、午前と午後にゴルフに似た運動をされていました。

その結果、当然ながら足のしびれと腰痛が悪化。

私は何度もこうお伝えしました。

「運動量を減らしてください。午前だけにするか、一日おきにしましょう。」

患者さんも「わかりました」とおっしゃっていたのですが……

次に来られた時も「また腰が痛くなって…」と。

話を聞くと、

結局、前と同じように毎日朝から晩まで練習されていたんです。

そして、ある日。

強いスイングをした瞬間、腰に激痛。

立ち上がれず、そのまま救急搬送。

結果、手術となり2ヶ月の入院。

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本当にお気の毒でしたが、

「言うた通りにしてたら、こんなことにならんかったのに…」とご本人も反省されていました。


🧠治療は“あなたの体と向き合う時間”

私も思うんです。

「もっと強く伝える方法があったんじゃないか」と。

でも、最終的に体を治すのは患者さん自身です。

私がどんなに全力を尽くしても、

患者さんが「治すための行動」を取らなければ結果は出ません。

治りやすい人は、アドバイスをそのまま受け入れ、すぐ実行します。

治りにくい人は、「でも」「だって」「自分はこうだから」と言い訳をしてしまう。

でもね、誰でも最初は半信半疑でいいんです。

一度でいいから、「言われた通り」をやってみてください。

それだけで、きっと違いを感じるはずです。


この続き(後半)では、

👉 なぜ「素直な人」が治るのか?

👉 治りにくい人がやりがちな“3つの勘違い”

👉 「早く治す人」が必ず持っている“ある考え方”

について、詳しくお話しします。

「治りやすい人」の本当の秘密



「治りやすい人の共通点=素直な人」という話をしました。

ではなぜ、“素直な人”は治りが早いのか?

今回はその理由を、実際の臨床経験と患者さんの傾向から掘り下げていきましょう。


🧭 治療は「結果」ではなく「プロセス」

多くの人は、「治る=施術の結果」だと思っています。

でも本当は、「治る=プロセス」なんです。

つまり、施術を受けて終わりではなく、

その後の回復をどう導くか――その“過程”こそが大事。

素直な人というのは、このプロセスの意味を理解しています。

「言われたことをやってみよう」「まずは信じて行動してみよう」と、

そのステップを迷わず踏んでくれる。

だから、自然と治りが早いんです。


⚡「守る人」と「試す人」

患者さんには、大きく2タイプいます。

1️⃣ こちらのアドバイスを“守る人”。

2️⃣ こちらのアドバイスを“試す人”。

守る人は、回復が早い。

試す人は、回復が遅い。

たとえば、

「今日は患部を冷やしてくださいね」と言うと、

守る人は「はい」と言ってその通りやってくれます。

試す人は「冷やすと痛くなる気がしたから温めました」と言います。

そして次回来たときに、

「前より痛いんですけど…」となるわけです。

でもそれ、原因は本人の中にあるんです。


🧊 冷やす vs 温める 論争

これ、めちゃくちゃ多い質問です。

「冷やすの?温めるの?どっちが正しいんですか?」

結論を言います。

急性期(痛めてすぐ)は冷やす。慢性期(長引いてる痛み)は温める。

でも、グレーゾーンがある。

だからこそ、施術者が診て判断します。

素直な方は、その判断を信じて従ってくれる。

自己流で判断しないから、治癒までの道のりがスムーズなんです。


🧘‍♂️「治す覚悟」がある人は結果が違う

これも大事なポイントです。

本気で治したい人は、アドバイスを“行動”に移します。

本気じゃない人は、「知識」で止まります。

たとえば、

「姿勢を正してくださいね」「冷やして寝てくださいね」と言われて、

「わかりました」と返事だけして何もやらない人。

これは、治療を受けに来ているだけです。

でも、治る人は違います。

「これで治るなら絶対やります」と、実践する。

結果、早く良くなって、もう再発しない。

治す覚悟がある人は、身体の反応も早いんですよ。

不思議なようで、これ、何百人も見ていて確信しています。


💬 「でも」「だって」は治りを遅らせる魔法の言葉

これ、ぜひ覚えてください。

「でも」「だって」「私は違うと思う」

この3つを言う人は、治りが遅いです。

なぜなら、意識が“過去”に向いているから。

身体を変えるには“今”と“これから”に意識を向けなければいけません。

たとえば「でも忙しいから…」「だって仕事があるから…」と、

理由をつけて動かない人ほど、症状が長引く傾向にあります。

もちろん、忙しいのはわかります。

でも、治らないまま仕事してもしんどいだけです。

それなら、今ちゃんと治して、あとでラクするほうが良くないですか?


🦵「自分の身体を信じる」ってすごく大事

治りやすい人のもう一つの共通点。

それは、「自分の身体を信じてあげている」ということ。

「これで少し良くなるかも」と思いながら過ごしている人と、

「どうせ治らないだろう」と思っている人とでは、

体の回復スピードがまったく違います。

脳と体はつながっています。

ネガティブな感情があると、自律神経が乱れて筋肉の緊張が取れにくくなる。

逆に、「よくなってきた」と思うだけで、

副交感神経が働き、血流が改善し、回復力が上がる。

信じる力、侮れません。


🦴 医療は「信頼関係」で成り立つ

どんなに技術があっても、

施術者と患者さんの間に“信頼”がなければ、治療はうまくいきません。

治療って、最終的には“人と人”の関係です。

私たちは身体を治すプロですが、

患者さんの気持ちに寄り添うプロでもあります。

素直な人は、信頼をくれる。

だからこちらも120%の力で治療に集中できるんです。


💥 反対に「自分流」で遠回りする人

「こうした方がいいと思って」と言って、

自分流に治療を変える方もいます。

でも、それは“自分の身体を正確に理解していない”状態での判断です。

専門家の目から見ると、

その行動が回復を遅らせていることが本当に多いんです。

だから私はいつもこう伝えます。

「信じて、3回だけ僕の言う通りにやってください。それで変化が出なかったら、その時に方法を変えましょう。」

3回。たった3回。

ほとんどの人が、その3回のうちに変化を感じます。

なぜか?

やっと“正しい道”を歩き始めたからです。


🏁 最短最速で治すための3ステップ

では最後に、私が臨床で確信している「治る人の共通ルール」を3つお伝えします。

1️⃣ 先生の言葉を信じて行動すること

 → 治療はチーム戦です。信頼があるほど治るスピードは加速します。

2️⃣ 「痛みが取れた=終わり」ではないことを理解する

 → 痛みが消えても原因は残っています。再発防止の期間も大切。

3️⃣ 「自分の身体は変わる」と信じること

 → これは一番大事。信じることで体が変わるのは、科学的にも証明されています。


🌱 最後に

もしあなたが今、

「もう何をしても治らない」と思っているなら、

それはきっと“方法”が間違っているだけです。

そして――

あなたの身体は、思っている以上にちゃんと回復力を持っています。

私の仕事は、そのスイッチを押してあげることです。

そして、あなたの「治す力」を引き出すこと。

だから、どうか一度でいい。

言われたことを、そのままやってみてください。

きっと驚くほど、身体が軽くなります。

治療とは、あなたと私の“信頼の共同作業”です。

それでも良くならないときは――

いつでも、リード鍼灸整骨院へ来てください。

僕が責任を持って、あなたの体を全力で治します。


(完)

 

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