頭痛薬を飲む前に!マッサージで治るかもしれないあなたの頭痛

どうも鍼灸師の岡本です。

今回は頭痛のお話。皆さんはこの頭痛にも種類があるのはご存じですか?

えっ!頭痛って片頭痛のことでしょ?って人もいると思いますが

違いまーーーす!

ブログ著者の岡本も片頭痛で苦しんでいる身なので、頭痛のツラさはよくわかります。

頭痛発作がでるとすべてのやる気が削がれてこの世が終わります。ロキソプロフェンを崇拝してました。

でもお薬ってあまり飲みたくないんですよ。なので皆様にも

私が知る限りの予防法やお薬を飲む前にやるべきこと

を共有していきたいと思います。

自分の頭痛の原因はなんなのか、正しい知識を身に着けてグッド頭痛ライフを送ってください。

頭痛には一次頭痛と二次頭痛があり大雑把に言えば一次頭痛は良性二次頭痛が悪性です。

二次頭痛は何か病的な原因がある頭痛で最悪の場合死に至ります。最たる例がくも膜下出血などによる頭痛です。急に鈍器で殴られたような痛みに襲われます。

二次頭痛に関しては「この頭痛(頭の違和感)普通じゃないな」と感じたら即病院!これが一番なので割愛。

私が今日したいのは「片頭痛」「緊張型頭痛」「群発性頭痛」の一次頭痛3兄弟のお話。私も含め「頭痛もち」の人は皆さんこの3つのうちのどれかです。

私もこういう仕事をしているのでよく相談されます。

「片頭痛がツラくて・・・」と治療院のドアをたたいてくれる患者様も少なくないです。

でも本当に片頭痛だと下手なマッサージや鍼治療は悪化させてしまうこともあります。

それでも当院でマッサージをすると頭痛が消し飛びます。なんで?それは大体の人が片頭痛じゃないからです!

 

緊張型頭痛

当院に来院いただいて治る頭痛はほとんどこれです。名前の通り筋肉の緊張が原因で痛みを感じます。

ストレスを感じたり、筋肉が緊張した状態を長時間維持すると肩や首、頭部の筋肉がガッチガチ固まり、頭が締め付けられたように痛みます。神経が圧迫されるケースもあり、これはもひとつ痛みがきついです。

デスクワークの人やゲーム、スマホ、パソコン大好きマンは要注意。

ほかにも妊娠中の運動不足や産後の抱っこなどが原因で来院いただくケースも多いです。

 

特徴
  1. 頭部全体にギュッと締め付けられたような痛み
  2. マッサージや温熱治療(お風呂で温めたり)で改善
  3. 運動や体位変化での悪化はない
  4. ほとんどが軽傷

頻度も人それぞれで月1~2回の人もいれば、毎日の人もいます。「仕事が忙しくて筋緊張が悪化した」とか「毎日スマホを6時間みてて絶え間なく筋緊張が起こっている」とかの差ですね。

 

予防と対処法

予防はもちろんパソコンやスマホの時間を減らす姿勢の改善寝具の調整適度な運動やストレッチなどです。人それぞれなので専門家に相談してください。

あ、もちろん私も専門家です。ご相談、ご来院お待ちしております。

緊張型頭痛は原因を取り除けば完治することもあります。

対処法も簡単で

  • 首・肩・頭部のマッサージ
  • 温熱療法(温める)
  • 肩の運動

自分でやってみて改善しない場合はぜひ整骨院へ!改善具合が全く違います。

姿勢に関して、猫背などが気になる人は私が以前書いたこちらの記事読んでみてクレメンス

アゴを引け!ボキッとしても治らない首の姿勢改善の重要性

ざっくり書きましたが3兄弟の中ではこの緊張型頭痛が一番多く、言ってしまえばこのご時世だとあるあるの一種になってしまいました。

が、QOL(生活の質)を大きく落としてしまいます。QOLが落ちると更なるストレスや病気の原因にもなりますからね・・・なるべく早く改善させるのをお勧めします。

 

 

片頭痛

よく聞くやつ。ですが割合的には緊張型頭痛より全然低いです。

男女比は[男1:女4]と大きく違います。これは女性ホルモンの関係での症状が多いことが起因しています。

原因として今までは血管性頭痛血管の拡張が原因の頭痛)だとされていました。しかし近年では研究も進み、間脳あるいは脳幹付近に「片頭痛発生器」があると考えられるようになってきています。つまり片頭痛は「中枢神経疾患」であると考えられています。

・・・とまぁこのように、実は片頭痛のメカニズムに関してはまだまだ分からないことだらけの研究段階です。発生機序についても説明が難しいので割愛します。

特徴
  1. 頭の片側が痛む(両方の人もいる)
  2. 脈動に合わせてズキズキ痛む
  3. 視界が眩しくなったりぼやけたりと言った前兆がある(ない人もいる)
  4. 頭痛発作中に前かがみなど日常動作で悪化する
  5. 程度によって吐き気もある

頻度は月1~2回、ひどい人だと週1~2回の頭痛発作があります。片頭痛は緊張型頭痛と違い完治は難しく、女性だと稀に産後や閉経後に頭痛発作が起こらなくなるケースも存在します。

 

予防と対処法

片頭痛といえば赤ワインチーズチョコレートナッツハムなどの食べ物は誘発の恐れがあることは有名ですね。

血管の拡張がトリガーであることが多いのは間違いではないのですが誘発される人誘発されない人がいます!

曖昧過ぎるでしょ。言うたもん勝ち感がすごい・・・

上記の食べ物に関しては、食べてみて頭痛の頻度が明らかに増えた食べ物は避けたほうがよさそうですね。そのほかにも睡眠不足、過多激しい運動天候の変化なども関係性が認められています。

なので言えることは一つ・・・規則正しい生活をしましょう!マジでこれなんですよ。なんなら生活を規格化していいぐらいです。「何時に寝る!何時に起きる!食事は何時!」まで徹底できると大体のひとは症状が改善すると思います。

頭痛発作が出た時の対処法としては

  • こめかみのあたりを冷やす
  • 部屋を暗くして睡眠をとる
  • カフェインの摂取

などがあります。片頭痛はとにかく症状を軽減させる予防が大切です。治療も、発症早期の服薬が推奨されています。鎮痛薬・非ステロイド系鎮痛解熱薬のなどを使用するのがほとんどです。

 

 

群発頭痛

最後はこの群発頭痛について、こちらは逆に男性のほうが多く、男女比は[男3:女1]です。

しかしそもそもの有病率が低く、1000人に1人いるかどうかで非常にレア。

特に20~40代の男性に多いのですが、理由はよくわかっていません。

というか発症のメカニズムも良くわかっていません・・・

脳の視床下部と呼ばれる場所の異常や内頚動脈(目の奥の血管)の拡張や炎症が関係してると言われています。

群発地震のように一定期間頭痛発作が続き、ピタリと収まる。と思うとまた一定期間頭痛発作が現れピタリと止まる。そんな頭痛です。

ものすごい激痛で発症すると痛すぎてじっとしてられません。壁に頭を打ち付ける人もいるみたいです。

特徴
  1. 片目の奥をえぐられるような、錐で刺されたような激痛(ほぼ片方のみ)
  2. 発症側の充血・涙・鼻づまり
  3. アルコールを摂取すると発症する
  4. 15分~3時間痛みが続く

頻度は数か月~数年に1度、発症期になると数週間~数か月は毎日おこります。怖すぎです。しかし発症期を過ぎると嘘のように頭痛が消えます。

 

予防と対処法

群発頭痛は発症期のアルコール摂取喫煙気圧の急激な変化が誘発の原因とされています。(発症期以外はすべてオッケー)

特に飲酒後は数時間以内にほぼ100%頭痛発作に襲われます。なので発症期には禁酒!禁煙!登山や飛行機に乗る際はドクターに相談してください。

発症した際の対処法

  • 鎮痛薬(トリプタン系薬剤)注射
  • 純酸素吸入

のみ!誘発原因を避けるしか手の打ちようがなさそうです・・・

 

いかがだったでしょうか?自分の頭痛がなんで起こっているのかわかっていただけましたか?

これで「自分に何が必要なのか、どうすればいいのか」をわかってもらえたら私もうれしいです。

 

 

関連記事

  1. 膝の痛みはグルコサミンやコンドロイチンで消えるのか?

  2. たったこれだけ!誰でも簡単にできるマラソンのタイムが縮める方…

  3. 外反母趾、巻き爪の痛みは歩行で治る!誰でも簡単にできる踵歩き…

  4. 指示書や契約書は必要なし!鍼灸師による訪問リハビリ

  5. トレーニングの効果はどのくらいで生まれ、どのくらいで消えるの…

  6. 30代女性の小学生の頃から治らなかった腰痛が○○だけで治癒し…

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。