寝違えとは
寝ている状態から目覚めたときに首の後ろや首から肩にかけて痛みが出る、
首を動かすと痛みが出る場合や痛みで首を動かせないようなこともあります。
画像診断では何も不具合がみられない状態を「寝違え」といいます。
寝違えの原因
普段の姿勢の悪さ、同じ姿勢をとっていた、同じ作業を繰り返す、強い疲れがたまっているなどすると
いろいろな説がありますが一般的には筋肉の内部で急性の炎症が起こり寝違えの原因になると言われています。
ある程度炎症が引くまでは痛みがしばらく続きますので、それまでは寝違えの症状が続くことになります。
特に寝ている間は頭が長い時間同じ位置で固定されることが多いので
無理のかかった頭の位置のままになると急性の炎症が起こりやすいと考えられていることから
「寝違え」という名前の由来になっているともいわれます。
寝違えの症状
何といっても寝起きの首の強い痛みが有名でしょう。
場合によっては痛みで首や肩を動かすことすら出来なくなります。
特に首を傾けたり、回したりすると痛みが強くなることが多く
ひどい場合は背中にも痛みが出ることもあります。
寝違えを防ぐためには寝ている間も首のカーブを支えられるような高さの枕を使いましょう。
高すぎる枕や柔らかすぎる枕は首をいためる原因となりますので
タオルを重ねるなどしてご自身にあった高さに調整してください。
高さの目安は目覚めた時に楽な姿勢で首に痛みや違和感が出ない高さです。
また、エアコンの冷気などで肩や首を冷やさないようにしてください。
直接風が当たるだけでも筋肉が緊張することもありますので注意しましょう。
痛かったり動きにくさがあることから
早く治したいと思ってついグイグイと痛い所を伸ばしたくなりますが
無理に伸ばすと余計に傷める原因になりますので痛さが和らぐまでは安静にしましょう。
痛みがある程度治まったら少しずつ動かしてあげることで回復が早まります。
ただし一週間以上経過しても痛みがひかない場合やずっと残っているような感覚がある場合は
同じような症状の神経や脊髄を原因とする病気かもしれませんので
念のため一度病院で検査をお勧めすることがあります。