こんにちは、鍼灸師の山中です。
10月に入って緊急事態宣言が解除になりましたね。
さっそく今まで控えていた外食を楽しんだ方も多いのではないでしょうか。
今のところ新規感染者も少なく済んでいるのが幸いですが
これから本格的に寒く乾燥する季節を迎えるにあたって
また新型コロナの波が来るのではないかと心配しております。
緊急事態宣言が解除されたとはいえコロナ対策はしっかり行っていきましょう.
さて、新型コロナの蔓延とともに増えた症状に「目の疲れ」があります。
スマートフォンやパソコンの画面を見ることが増えたからと言われていますが
目はピントを調節する際に目の周りの筋肉が細かく動いて合わせています。
画面を見ている間はこのピント調整の機能があまり働かず
見ることに集中していることで目を酷使している状態になりますので
気付かないうちに疲れが溜まってしまうこととなります。
目の筋肉は側頭部や首周辺の筋肉とも連動して動いていることが多いので
目が疲れやすい、なんだか痛いと感じる方は知らず知らずの間に
首肩背中が重だるく感じることも多いのではないでしょうか。
使いすぎて神経が過敏になったりストレスを感じたりすると
動きが鈍くなるので血流も悪くなります。
眼精疲労が酷くなってくると
睡眠や休息だけでは回復しにくくなっていきます。
肩こり、頭痛以外にもめまい胃腸の不調など
他の症状に繋がることも考えられますので
早めに解消しておくことが大切ですね。
解消するためには良い状態にしてそれを続けられるように
治療とセルフケアを並行することをお勧めします。
目や首、肩に関係する所を気持ち良いくらいの強さで
3~5秒くらい指圧しましょう、何度か繰り返してください。
疲れた筋肉が硬くならないように日ごろからほぐしておくことが大切です。
目に効果的なツボ
・睛明(せいめい):目頭の内側のやや上方にある窪んだ所
「めがしら」のあたりです。
・太陽(たいよう):まゆ尻と目尻の中央からやや後ろの窪んだ所
「こめかみ」のあたりです。
肩に効果的なツボ
・曲池(きょくち):肘を曲げた時にできる横じわの外側の端。
・手三里(てさんり):「曲池」のツボから指3本分手の方向にある硬い所。
そして運動や温めることでさらに血行を良くしましょう。
眼球体操:上下に動かす、ぐるぐる回すなど目玉の体操を1日に2~3回。
目のまわりの筋肉のこりをほぐして血行をよくする。
蒸しタオル、ホットアイマスク、お風呂でお湯で濡らしたタオルを目に置くなど。
リラックス効果もあって疲れた目におすすめです。
寒くなるにつれて筋肉はグッと力が入って硬くなることが多くなります。
日ごろから疲れをとって血行を良くしましょう。
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