妊娠中こそお灸!

こんにちは!鍼灸師の寺下です。

ジメジメの季節からジリジリ暑い夏がやってきますね~

夏、大好きです🌞

 

 

でも、この暑い季節に大変な思いをされてる妊婦さんもいらっしゃるんではないでしょうか?

今回は妊婦さんの不安や不快な症状を少しでも和らげれようなお話をしていきたいと思います!

 

妊娠すると急激にホルモンバランスが変化するので、体温が高くなり、眠くなったりして様々な症状が起こりやすくなります。

つわりや立ちくらみなど、妊娠を迎えるために体の変化についていけなくて悩まされていると思います。

 

妊娠初期で一番つらい症状はつわりです。

 

 

そもそもつわりはなぜ起こるのか☝

 

西洋医学的には、ホルモンバランスの変化で、妊娠によって活性化されるホルモンバランスが嘔吐中枢を刺激してつわりが起こります。

他にも、妊娠により黄体ホルモンであるプロゲステロンが増加し、体内にガスが溜まりやすくなることもつわりの原因と言われています。

 

東洋医学的にはつわりは母体の解毒とされています。

妊娠期間中を5分割として考え

妊娠1・2ヶ月 肝

妊娠3・4ヶ月 心

妊娠5・6ヶ月 脾

妊娠7・8ヶ月 肺

妊娠9・10ヶ月 腎

として五臓分けています(^^)

 

五臓というのは、肝・心・脾・肺・腎と呼ばれる、人の体に備わったシステムのことを指して言います。

これは、西洋医学の肝臓・心臓・脾臓・肺臓・腎臓と必ずしもイコールではありません。
(だから東洋医学で「肝を病んでいる」と言われた場合でも、肝臓病という訳ではありません)

 

大体のつわりは肝の時期に起こるとされています。この肝というのは体内の解毒をしているんです。

そして酸味はこの肝を養います!

あれ??って思いませんでしたか?つわりの時は酸っぱいもの欲しくなる方多いですよね?

例えば、妊娠初期でレモンを丸かじりしても酸味をあまり感じない人は、肝が酸味をとても欲している状態なのです!

面白いですよね?なのでレモン丸かじりとはいきませんが、酸っぱいものを取ってくださいね(^^)

つわりに効くお灸もありますのでいつでも相談してください!

 

その他の症状としてはむくみが出てくる方もいらっしゃいます。

急激な体重増加や運動不足、塩分の過剰摂取や妊娠からくる冷えも原因になります。

妊娠からくる冷え...

きっと皆さんの中では

「妊娠中暑いよ~😫」

と思われて方もいると思います。

実は、赤ちゃんを包んでいる羊水が体温よりも高いので常に湯たんぽを抱えている状態なんです!

そのせいで暑く感じ、冷たいものを取りすぎたり、薄着をしてしまう傾向があります。

できるだけ足元は冷やさないように靴下などを履く習慣をつけてほしいです(^^)

 

つわりにお灸が効くとお話ししましたが、お灸は子宮の血流を良くし、ホルモンバランスを整え、冷えやむくみにも効果的です!

 

子宮の血流を良くすることによって、血流量が多くなり、結果赤ちゃんに栄養が伝わりやすくなって元気で精神的にも安定する子供に育つと言われています。

さらに、温めることによって良い陣痛がつきやすく、分娩もスムーズになりやすいのでできれば36週過ぎたら毎日のお灸をおすすめします!

色々と体調の変化で不安になってると思いますが、いつでもご相談くださいませ😉

 

 

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