こんにちは!鍼灸師の寺下です。
足の障害といえば、外反母趾が有名です!初めて来院される方にも外反母趾の方が結構います!
痛いんですよね~😣
まずは、なぜ外反母趾というのかをお話ししたいと思います。
外反という言葉は関節や骨などの運動や位置を示す専門用語です。体の中心からみて「外側に反りかえってしまう」という意味です。反対は内反といいます。
なぜ外反母趾になってしまうのか?なる人ならない人いますよね?これについては色々な要因が考えられています。
まず、よく耳にするのは靴の問題です。特に先の細い靴を履くと外反母趾になると昔から言われています。
私もそう思っていました。しかし、履物の問題は二次的な要因で考えたほうがつじつまが合ってきます。
興味深いことに、靴を履く習慣のない民族にも外反母趾の足を持ってる人が存在するのです。
「え?」って思いますよね?つまりは発症しやすい足とそうでない足があるということなんです!
あと、女性の足の問題として扱われがちですが、男性でも発症している人がたくさんいます。
では、外反母趾になりやすい足のタイプは、先天性内転足や親指の付け根の長い骨(第一中足骨)が隣の人差指(第二中足骨)骨よりも長い場合など、生まれ持った足の構造が原因の一つと言われています。
構造的に何らかの問題を抱える足であるが故に、日常生活やスポーツにおいて「体を動かす」ことがあだとなって、足というひとつの空間の中で、負の連鎖を引き起こす何かが起こってしまう...というのが、外反母趾の発症のプロセスです。
では、体と足の関係を踏まえたうえで原因を探っていきましょう!
外反母趾の足には共通する要因があります。それは過剰回内です。外反母趾を発症する足ははほとんどの場合がこの過剰回内です。その過剰回内について説明しますね!
回内というのは、歩行時などで起こるかかとの関節の動きを示します。「かかとに関節なんてあるの?」と驚く人も多いと思います。実際にかかとの関節を動かしてみましょう!
まず、宙に浮いた足のつま先を左右に動かす運動を見ると、皆さんには足首の運動に映るかもしれませんが、
この運動ではおもにかかとの関節が動いているんです!
「へーーー!」ですよね また、足をつけた状態でかかとの関節の動きで作られる足の形は、土踏まずが高くなったり低くなったりする動きとして現れます。
過剰回内した足は、かかと回りの関節が動きすぎて柔らかすぎる足となり、歩行時に硬い足への切り替えができない足になっていくのです。
過剰回内の足が動きの中で適正な働きができていないことを踏まえ、外反母趾の患部である母指周辺の状態を見てみますね!
外反母趾は正常な状態と比べてみて、母指の付け根にある長い骨(第一中足骨)が内側に広がり、反りかえっています
。母指は結果として外反してしまうのですが、その原因になっているのは付け根にある第一中足骨の付け根にあるかかとまわりの骨組みが過剰に崩れてしまってることが原因です。
つまり、かかとまわりが崩れてしまう過剰回内が起こることで第一中足骨が床から持ち上げられ、母指とは反対側に反り変えながら横に広がってしまうということが、外反母趾の直接的な原因ということになります。
そして、「足の先端におきていることが、全身の動きの問題にもなってくるんです」
その結果、歩くたびに痛みを引き起こすこともあります。
例えば
膝や腰への負担
猫背
O脚 X脚
走歩行への弊害...などです。
全身に波及した問題が患部にさらなるリスクを負わせる悪循環が起こるのです。
外反母趾になる足のタイプがあるという説明をしましたが、実はその生まれ持った足の構造が外反母趾を誘発する立ち方や歩き方を作っているともいえるのです。
まずやらなければならないことは、そのような足を本来の機能を持つ足に近づける環境設定です。
これに一役買ってくれるのが、靴やインソール、様々なケアグッズなど、足元のアイテムです。
まずは過剰回内に対処しないといけません!
つまり、過剰回内を呈生する為のアイテムの選択が重要だということになります。
靴選びに関しては、できるだけ足元に優しい条件の靴を履くことが症状を悪化させない、また改善させていくために心掛けなければならないことだと思います。
選ぶポイントとして、
ひとつめは、かかとを安定させるヒールカウンターがしっかりしているものがおすすめです!
二つ目は、トーションバランスがしっかりしているものです。捻じれない靴がおすすめ!
三つ目は、柔軟に曲がる構造を備えたものです。
人それぞれ足の条件は異なるので、必ず試着し自分に合ったものを選んでくださいね!
他にインソールもおすすめです!!!これに関しては是非!試していただきたいです!痛みが消えます!
医院にありますので、体験だけでもどうぞ!!お問い合わせも大丈夫です。詳しくご説明させていただきます!
もちろん靴選びもお任せください!
一緒に外反母趾の痛みを解決していきましょう!!
この記事へのコメントはありません。