足底筋膜炎
本当に辛いですよね・・
安静にしてください!って言われても、走りながら治したいですよね・・
走りたくても走れない・・
練習が嫌になる・・
本当の実力が出せない・・
そんな悩みをインソールだけで解決出来たら凄くないですか?
インソールだけでそんな変わるの??と思われる方が大半です。
ドクターや医療従事者でさえそうだと思ってるんです。
インソールの認知度はめちゃくちゃ低いです。
でも、
Nikeのヴェイパーフライのおかげで
(ほとんどのランナーには無用ですが)
道具によって革新的に身体の能力を変えることができるという認知がされたと思います。
非常にたくさんのランナーの皆様を悩ませる「足底筋膜炎」の原因は何でしょうか?
まず、あなたの痛みはは本当に足底筋膜炎??
・踵付近を押すと圧痛がある
・朝起きて1~3歩目が痛い
・一日歩いたり、長く立っていると痛い
・蹴りだし、着地で痛い
これらに当てはまるのであれば
足底筋膜炎の可能性が濃厚です。
原因はものすごくシンプルで
「痛みが出ている部分に負担がかかるから」
です。
ではなぜ負担がかかるのか?
フォームが悪い、
走りすぎ、
シューズが合っていない、
アスファルトばかり走っている、
など様々な理由が考えられます。
例えば、シューズであれば練習でターサージールを履いる方はGT2000に変更する。
レース本番と練習用は必ず別の物にして負担を軽減した方がいいでしょう。
でも、本番の感覚を養うために!なんて身体を犠牲にしていませんか?痛みや疲労がない方がはるかにいい結果が出ます!
軽ければ軽いほど足を守る物が減り、より足に負荷がかかります。
間違ったこだわりは体を痛める原因になります。
毎日走っているのであれば、週3~4に減らす。
キロ4分で走るのであれば6分にする。
特に“疲労回復のジョグ”といわれる積極的休養(アクティブレスト)も血流は改善はするかもしれませんが、どのようなペースで走っても筋肉の疲労は発生、着地の衝撃の負担はあります。
足底筋膜炎があるのであれば止めた方がいいでしょう。
ネット情報を鵜呑みにするのも考え物です。
「ボーン トゥ ラン」でワラーチが流行し足底筋膜炎やランナー膝も大流行しました。
クッションは悪だ!ナイキはクソだ!みたいな感じでしたね。
(今は真逆ですが・・)
これも痛まない方ももちろんいるんでしょうが・・
これらの要素もありますが、
見逃されている決定打が
「過回内(オーバープロネーション)」
です。
当院に来院される
足部に問題を持った患者様の
9割以上が過回内の状態です。
あなたの足は大丈夫でしょうか??当院では簡易ではございますが無料で“
オンライン足部検査”を行っております。ご自分の足が気になる方はお気軽にご連絡してください。
過回内とは、簡単に言いますと偏平足気味になっている状態を言います。
偏平足と言うのは土踏まずの部分が全くない状態と思われている方が非常に多いです。
しかし、土踏まずの部分は正常な歩行をしていても年齢とともに少しずつ減っていく方が非常に多いです。
まして
ランニングなど走る競技をされていると
足にかかる負荷は3倍近くになります。
当然、過回内になるリスクも跳ね上がります。
足底筋膜の最も大切な役割は衝撃吸収と推進力です。
この二つの役割はトラス機構とウインドラス機構からなります。ご存知の方も多いと思います。
トラス機構
足部に荷重がかかるとアーチ構造が潰れます。
トラス機構は負荷がかかりアーチがつぶれると、足底筋膜の弾性によって衝撃吸収を行う構造のことです。
ウインドラス機構
足趾の伸展(背屈)によって足底筋膜が引っ張られてアーチが持ち上がり足部の安定性が高まる(剛性が強まる)構造です。
この働きは、着地時と蹴り出し時に必ず行われており、
着地時の衝撃吸収と蹴り出し時の推進力を生み出します。
つまり、アーチが下がる(偏平足気味)とこの本来備わっている身体を守る大切な能力が働きにくい状態になるのです。
破綻してしまっている方もいらっしゃいます。
こんなかんじですね。
詳しい説明は割愛しますが、左と右の画像は医学的な知識がなくてもなんかおかしいぞ?とわかりますよね。
結果、足底筋膜に多大な負担がかかり炎症が起きてしまうのです。
まとめますと、
過回内が起こる→
アーチ下がる→
足部の衝撃吸収・促進力失う→
足底筋膜に過大な負荷→
足底筋膜炎完成!
このパターンが足底筋膜炎の最も多いパターンだと言われています。
つまり、足底筋膜炎を根治させる最も有効な方法は
“アーチを高く保つ”と“過回内を矯正する”ことです。
大阪体育大学准教授 下河内洋平 博士は
土踏まずが硬めでしっかりサポートしてくれるインソールを入れることが効果的だとおっしゃっています。
では、過回内の矯正はどうすればいいか?
私は足の先進国であるニュージーランドの“足病医”の研修を受けました。
ラグビーで有名なオールブラックスも担当しているDrニックです。
そこでドクターは
「手技やトレーニングで過回内、過回外を矯正することは不可能」
「インソール以外での矯正は不可能(かなり難しい)である」だと断言されています。
それほど足部にかかる負荷が大きいからです。
今、あなたが足底筋膜炎で悩み
整骨院でマッサージしても、病院で湿布や注射、体外衝撃波でも再発してしまう方は是非インソールをお試してみて下さい。
アーチサポートをしてくれるインソールを調べればたくさん出てきます。
スーパーフィートやシダスなんかが有名です。私ももちろん試しました。
今すぐ、ご自宅でできるケアは“ふくらはぎ” “すね” “足底”のマッサージです。
ふくらはぎは湯船で握るように、痛くない程度にマッサージしてください。
すねは画像のように外側から筋肉を押しつつ、内側へ引っ張るようにリリースして下さい。
大腿に対して下腿が外旋する方がほとんどだからです。
足底は固すぎないボールや丸い物でマッサージしてください。
ゴルフボールは固すぎるでゴムのボールなどがいいでしょう。
画像はテニスボールを2つつなげています。これも痛くない程度にしてください。
過回内を矯正すると痛みが取るだけでなくパフォーマンスもアップします。
痛みのないランニングで記録を目指してください!
私も2月の泉州国際マラソンでサブ3.5を目指します!
伊豆
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