捻挫とは

捻挫(ねんざ)とはスポーツや日常生活で転倒などした時に

足首や手首、指などの関節をひねることを言います。

足首が最も多いですが、指など体の関節どこにでも捻挫は起こります。

球技でよく起こる「突き指」も捻挫の一種となります。

捻挫した場合は早い段階での応急処置を行うことでより早い回復に繋がります。

 

捻挫の原因

関節には筋肉・腱・靭帯・関節包などの組織があり

それらをひねってを傷つけることで炎症が起きるのが捻挫の原因です。

靭帯が傷んだり周囲に炎症が起こったりすると、

プロスタグランジン、ブラジキニン、ヒスタミンという

痛みや炎症を起こすホルモン物質が体内で作られて

神経に作用することで痛みを起こします

 

 

捻挫の症状

捻挫の直接のきっかけはスポーツや日常生活など多岐にわたります。

よくある捻挫の症状で足の捻挫がありますが階段などの段差を踏み外した時や

何か物を踏んでしまった時などに足首がグリッと内側にひねられて

反対側にある外側の靭帯が切れたり伸びたりして痛みや炎症が起こります。

 

捻挫の症状は「急性期」と「慢性期」で異なります。

急性期」とは捻挫をしてからすぐの状態です。

炎症を起こしていると患部が腫れてしまいますので

しっかり冷やして固定することで炎症や腫れを抑える必要があります。

炎症はピークを迎えるまで48時間かかるといわれていて

その間は強い痛みを伴うことが多いので

それまでは出来るだけ動かさないようにしてください。

 

慢性期」は炎症がおさまってからになります。

冷やして固定したことで溜まった血を体に吸収させて

固まった筋肉をほぐすために温めたり動かしたりして血行を良くしてください

 

もし時間が経っても歩けないほど痛かったり、

痛みがなかなか引かない、関節がグラグラと不安定なときは

捻挫ではなく靱帯の断裂や骨折の可能ががありますので

早めに整形外科などで診察を受けてください。

 

捻挫をするとクセになる」といいますが

捻挫になった場所は靭帯が伸びて戻り切らないことで

関節にゆるみが生じて捻挫しやすい状態になってしまいます。

しっかり処置出来なければその可能性は高くなりますので

これくらいの捻挫だったらすぐ治ると思わずに

早めの治療を受けることでクセにならないようにしましょう。